Magewell 社のストリーミングと IP ワークフロー向けライブエンコーダ「Ultra Encode AIO」の販売を開始しました

ライブストリーミングから IP ベースのプロダクション、AV-over-IP まで幅広い用途に対応するユニバーサルライブメディアエンコーダ Ultra Encode シリーズの強力な新フラッグシップモデル「Ultra Encode AIO」の販売が開始されました。Ultra Encode AIO は、Ultra Encode シリーズの柔軟性をベースに、1 台で HDMI と SDI 入力の両方に接続でき、HDMI 入力からは 4K エンコードとストリーミング、同時マルチプロトコルストリーミング、ストリーミングビットレート向上、ファイル記録など、拡張機能を備えています。

Ultra Encode AIO は昨年オランダで開催された IBC 2022 にて発表され、日本では技適取得後の 2023 年 4 月末より販売を開始しました。

Ultra Encode AIO は、H.264、H.265(HEVC)、NDI|HX 2、新しい NDI|HX 3 を含む複数のビデオエンコーディングフォーマットと、RTMP、RTMPS、SRT、RTSP、RTP、HLS、TVU の ISSP 技術などの幅広い配信プロトコルをサポートしています。HDMI ソースからは最大 4096 x 2160 30fps の解像度、3G-SDI 入力からは最大 1080p HD 60fps でビデオをエンコードすることができます。

HDMI または SDI のいずれか 1 つのライブ入力ソースをエンコードするか、HDMI と SDI 入力の映像をミックスして(ピクチャー・イン・ピクチャーまたはサイドバイサイド)合成出力することができます。ビデオは最大 32 Mbps のビットレートでエンコードでき、最大 8 チャンネルのオーディオを AAC フォーマットでエンコードすることが可能です。解像度、フレームレート、ビットレートの組み合わせが異なる 2 つのエンコードプロファイルを同時に指定でき、それぞれのプロファイルにテキスト、画像、時計など最大 8 つのユーザー設定可能なオーバーレイを適用することも可能です。

設定可能なプリセットで、YouTube Live や Facebook Live、Twitch、またはカスタムターゲットへのストリーミングが簡単にできます。Ultra Encode AIO は、複数のプロトコルで同時にストリーミングする機能を含め、最大 6 つの異なるターゲット先にストリーミングすることができます。また、SD カード、USB 接続のストレージデバイス、ネットワーク上のストレージ(NFS、CIFS、SMB)にファイルとして記録することができます。

IP プロダクションワークフローや AV-over-IP 信号分配アーキテクチャ向けに、Ultra Encode AIO は NDI|HX 3 をサポートしています。これは、NDI の IP メディアトランスポート技術プラットフォームの高効率・低帯域幅オプションの最新バージョンです。NDI|HX 3 は、非常に低い遅延量ながら、ビデオ品質を向上させます。Ultra Encode AIO は、幅広い互換性のために、以前の NDI|HX 2 もサポートしています。

Ultra Encode AIO は、ブラウザベースの Web インターフェース(スマートフォン用に最適化されたレイアウトで、あらゆるコンピュータやモバイルデバイスからアクセス可能)を通じて設定、監視、制御することができ、Magewell Cloud ソフトウェアを通じて複数のユニットを集中管理することも可能です。手動制御に加えて、ウェブ UI からスケジュールされたストリーミングや録画も可能で、ユニットのタッチスクリーン LCD スクリーンからはステータス情報やスナップショットのプレビューを見ることができます。また、システムインテグレーターやサードパーティーの開発者が Ultra Encode AIO を自社のソリューションに組み込むための HTTP ベースの API も用意されています。

Ultra Encode AIO のサイズは 214.9mm × 128.2mm x 44.55mm で、付属のマウント金具で 2 台まとめてラックマウントさせることが可能です。電源は PoE(Power over Ethernet)または付属の電源アダプターで供給することができます。Ultra Encode AIO は、HDMI および SDI ビデオ入力とエンベデッドオーディオ対応のループスルー接続に加え、ラインレベルのアナログオーディオ入出力も備えています。ネットワーク接続には、Wi-Fi と RJ-45 ギガビットイーサネットポートを内蔵、オプションでサードパーティ製の 3G/4G ブロードバンドモデムをサポートします。

Magewell 社について

Magewell 社(本社:南京、中国)は 2011 年に設立され、ビデオやオーディオのキャプチャ、変換、ストリーミング 向けのハードウェアとソフトウェアの設計および開発を行っています。継続的なイノベーションと卓越した顧客サービスの提供を指針として、Magewell は、そのソリューションの優れた品質、性能、信頼性、コスト効率で高い評価を得ています。

Magewell のソリューションは、ライブイベントのストリーミングや放送、プロダクション、ビデオ会議、医療用画像処理、講演会撮影、監視、ゲームなど、幅広い用途で世界中に展開しています。

日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社とは

DPSJ (日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社)は、デジタルメディアにおけるストリーミング配信やプッシュ通知などのウェブテクノロジー、ファイルベースおよび IP ベースのワークフローで、未来も活用できるソリューションを包括的にカバーし、革新的且つフレキシブル、スケーラブル、リーズナブルなプロフェッショナル向けソフトウェアとハードウェアの販売およびサポートを提供します。

【本件に関するお問い合わせ先】

  • 企業名: 日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社
  • 連絡先:

お問い合せ

    * のある項目は必ずご記入ください。

    • (対象となる製品名を含めていただけますようお願いいたします)