大学卒業式の大規模ライブ配信を支えるソリューション

参考元:MyEvent Streams RMIT University Graduation Live from Marvel Stadium with Magewell Ultra Encode

MyEvent Productions は、オーストラリア・メルボルンを拠点に、ライブストリーミングを中心としたイベント向けの技術ソリューションを提供しています。イベントの企画・制作から機材レンタル、IT コンサルティングまで幅広いサービスを展開し、金融サービス企業や健康増進に取り組む財団「VicHealth」など、さまざまな顧客の企業イベントをサポートしています。

同社は、2021 年 12 月に開催された RMIT 大学の卒業式で、20 系統を超える映像の同時配信を担当しました。この規模のライブ配信は MyEvent Productions にとって過去最大規模のライブストリーミングプロジェクトとなりました。この大規模なライブ配信を安定して運用するため、柔軟性と高い信頼性を備えた Magewell のライブストリーミングエンコーダー「Ultra Encode」を採用しました。
また、同社ではほかのプロジェクトでも Magewell の「Pro Convert」シリーズを活用し、NDI® 技術による映像伝送を行っています。
世界中にいる卒業生の家族や友人にライブ配信を届ける

RMIT 大学は、テクノロジー、デザイン、ビジネス分野を中心に教育・研究を展開するグローバル大学で、2021 年の QS 世界大学ランキングでは世界トップ 250 にランクインしています。同大学は 2021 年 12 月、Marvel スタジアムで卒業式を開催しました。RMIT 大学には 200 を超える国や地域から学生が集まっており、世界各地に暮らす卒業生の家族や友人にも、この特別な瞬間を共有してもらうため、卒業式のライブ配信が重要な役割を果たしました。
MyEvent Productions がこのプロジェクトを受注したのは、イベント開催のわずか 5 週間前でした。準備期間が限られているうえ、これまでに経験したことのない大規模なライブ配信となるため、短期間で配信体制を整え、必要な機材を追加で確保する必要がありました。MyEvent Productions のライブストリーミング&プロダクションマネージャー、Duncan Underwood 氏は、当時の状況について次のように説明しています。
今回の卒業式では、21 か所のステージからの映像を同時にライブ配信し、世界中に届けることが私たちの役割でした。それまでに経験した同時ライブ配信は最大 4 系統だったため、今回の規模に対応するには、追加の機材を導入する必要がありました。
ライブ配信を成功の導いたソリューション

MyEvent Productions は以前、SRT を利用したリモート映像伝送のプロジェクトで、Magewell の「Ultra Encode」を使用した実績がありました。このプロジェクトでは、Ultra Encode で生成した SRT ストリームを「Pro Convert for NDI® to AIO」で受信・デコードし、3 台の大型プロジェクターに映像を出力していました。
こうした運用を通じて Ultra Encode の性能と信頼性を確認していたことに加え、業界関係者からも Magewell 製品に対する高い評価を聞いていたことから、Underwood 氏は今回の RMIT 大学の大規模なライブ配信にも Ultra Encode を採用しました。
私は普段から業界関係者と製品の使用経験について情報交換していますが、信頼できる製品として Magewell の名前を何度も耳にしていました。Ultra Encode 自体は比較的新しい製品でしたが、これまでの使用経験や周囲からの評価もあり、今回のプロジェクトに向けて多数の製品を追加購入することに迷いはありませんでした。
MyEvent Productions は、RMIT 大学の卒業式に向けて Ultra Encode を追加購入するとともに、必要な台数を確保するため、Magewell 製品を高く評価している別の制作会社からもレンタルしました。
21か所のステージからライブ映像を配信

卒業式では、各ステージに設置されたビデオスイッチャーを使用し、ライブカメラの映像と PowerPoint のプレゼンテーションを組み合わせて配信しました。
21 か所のステージのうち、20 か所で Magewell の「Ultra Encode」を使用し、残る 1 か所では MyEvent Productions が以前から所有していた他社製品を使用しました。各スイッチャーから出力された SDI 映像を Ultra Encode に入力し、高品質な H.264 ライブストリームにエンコード。RMIT 大学が運営する複数の YouTube チャンネルを通じて配信しました。
Underwood 氏によると、これほど多くのライブストリームを同時に配信するには、スタジアムのネットワーク環境が非常に重要だったといいます。そのため、施設の IT エンジニアと事前に綿密な打ち合わせを行い、イベント中も継続してネットワークの状態を監視する必要がありました。また、MyEvent Productions は、新たに登場したデバイス管理ソフトウェア「Magewell Cloud」も活用しました。Magewell Cloud を使用することで、各 Ultra Encode の稼働状況を一元的に監視できるほか、必要に応じて個々のデバイスの Web 管理画面にも簡単にアクセスできました。
Underwood 氏は、Magewell Cloud について次のように語っています。
Magewell Cloud は、私たちにとって非常に期待できる新しいソリューションです。多数のデバイスやライブストリームを細かく監視する必要があった RMIT 大学の卒業式では、とても役立ちました。
さらに、MyEvent Productions のスタッフが、すべての Ultra Encode の管理画面を 1 台のモニターにまとめて表示できるマルチビューアーアプリケーションを短期間で開発しました。
各デバイスの管理画面から映像プレビュー部分を中心に切り出して表示することで、すべてのライブストリームの状態を 1 画面でひと目で確認できる監視環境を構築しました。
安定したパフォーマンス
卒業式では、Magewell のソリューションが MyEvent Productions の期待どおりに安定して動作しました。Underwood 氏は、Magewell 製品の使いやすさと信頼性を高く評価しています。
今回のプロジェクトで初めて Ultra Encode を使用しましたが、最初から最後まで非常に満足のいく結果でした。
トラブルは一切ありませんでした。ありきたりな表現かもしれませんが、本当に『接続するだけですぐに使える』製品です。これまで他の大手メーカーの製品でさまざまな問題を経験してきましたが、Magewell 製品は非常に安定して動作します。
MyEvent Productions では、Magewell の「Pro Convert HDMI Plus」も活用しています。バーチャルイベントやライブイベントにおいて、PowerPoint や Zoom の映像を NDI® 経由で vMix に取り込むために使用しています。
Pro Convert HDMI Plus は、プレゼンテーション用 PC から出力された HDMI 映像を、フル帯域幅の NDI® ストリームに変換します。Underwood 氏は、ライブイベントの現場で NDI® と SDI の映像を併用することも多く、システムの一部に障害が発生した場合でも対応できるよう、柔軟性と冗長性を確保しています。
現在、MyEvent Productions は 17 台の Ultra Encode を所有しており、その内訳は SDI 入力モデルが 12 台、HDMI 入力モデルが 5 台です。今後もさまざまなプロジェクトで活用していく予定です。
Underwood 氏は、今回の導入について次のように締めくくっています。
Ultra Encode ほど充実した機能を、この価格帯で提供している製品はほかにありません。私たちにとって、Ultra Encode は迷わず選べる製品でした。
もともとは RMIT 大学のプロジェクトのために購入しましたが、非常に柔軟性が高く、今後もさまざまな用途で活用できると考えています。
ライブイベントの現場では、何よりも製品の信頼性が重要です。Magewell 製品は、私たちが安心して選べる第一の選択肢となっています。











